教材開発ガイドライン Ver.1.1
■リスクコミュニケーション教育教材開発のガイドライン(Ver.1.1)
(ア)科学観を伝える教材であること。
(イ)シチズンシップを育てる教材であること。
(ウ)思考スキルを育てる教材であること。
(エ)社会とリスクの関係について学ぶ教材であること。
(ア)科学観を伝える教材であること。
(1)科学の答えは一つではない。
(2)近代科学技術社会におけるリスクとは何か。
(3)科学的証明、根拠以外の価値観があることを伝える。
(4)生徒一人ひとりに科学観を育てる。
(イ)シチズンシップを育てる教材であること。
(1)政治的リテラシーを育てる。
(2)公共心、参加、貢献を育てる。
(3)コミュニケーション能力、対立の扱い方を学ぶ。
(4)社会的合意形成の方法論を学ぶ。
(5)アドボカシー、社会的提言の態度・姿勢・行動を育てる。
(ウ)思考スキルを育てる教材であること。
(1)メディアリテラシーを育てる
(2)12のものの見方・考え方のような分析の力を育てる。
(3)PLTの高次の思考スキルをカバーする。
(4)経験学習的アプローチで、体験から学ぶ力を育てる。
(5)全体言語主義によって、心・からだ・頭を統合した学びであること。
(エ)社会とリスクの関係について学ぶ教材であること。
(1)過去の共有~リスクを巡る対立の歴史~分権、フィールド調査、もの、人
1)「水俣病」、「BSE」など、なぜ経験から学べないのか
(2)現状分析
1)核燃料サイクルのジレンマ
2)適応的対策力をつけるには
(3)未来のビジョン
(4)行動計画
(Ver.1.1ガイドライン作成の経緯)
国際理解教育センターでは、日立環境財団の平成23年度助成金事業(テーマ「科学技術と環境の調和を推進する人材養成および教材開発ガイドラインの提案」)でリスク連続学習会、PLTのFocus on Risk翻訳、聞き取り調査など進めてきました。これらの活動をふまえて、現在、ガイドライン案の検討に入っています。
ガイドライン案の検討については、これまでのインタビューの時にも既存の環境教育のガイドラインなど(*1)を提示し、意見をうかがってきました。
そこで、これまでの勉強会でのディスカッションやインタビューからのコメントなどから、基本的にリスク・コミュニケーションのブログの記録(*2)からキーワードを抜き出し、11月21日、かくたさん、鈴木さん、つのだの3人で、関連づけ、分類を行ない、リスクコミュニケーション教育教材開発に必要な視点=「ガイドライン」のたたき台(出発点)として作成しました。
さらに、このガイドラインの4つの視点が既存の環境教育のガイドラインなどに含まれているのかつきあわせをしてみると、従来のガイドラインではこの4つの視点がすべて満たされているわけではなく、リスクコミュニケーション教育の独自性が浮かび上がってきました。
さらにその後、『国民のための百姓学』(宇根豊、家の光協会、2005年*3)から、(ア)(3)を加えました。
今後、いろいろな方の意見をふまえて、内容、ワーディング、項目の階層化など検討していきます。
*1 北米環境教育連盟のEE Materials、英国Initial Teacher Education and TrainingのSupporting the Standards、PLTの5つの概念、日本の「環境力」を有するT字型人材育成プログラムなど。
*2 本ブログ「リスク・コミュニケーションを対話と共考の場づくりに活かす」の「記録・勉強会」、「聞き取り調査」の記録を参考にしました。
http://focusrisk.exblog.jp/
*3 詳細は、角田尚子さんのブログの2011年11月24日を参照ください。
http://ericweblog.exblog.jp/14059902/
(ア)科学観を伝える教材であること。
(イ)シチズンシップを育てる教材であること。
(ウ)思考スキルを育てる教材であること。
(エ)社会とリスクの関係について学ぶ教材であること。
(ア)科学観を伝える教材であること。
(1)科学の答えは一つではない。
(2)近代科学技術社会におけるリスクとは何か。
(3)科学的証明、根拠以外の価値観があることを伝える。
(4)生徒一人ひとりに科学観を育てる。
(イ)シチズンシップを育てる教材であること。
(1)政治的リテラシーを育てる。
(2)公共心、参加、貢献を育てる。
(3)コミュニケーション能力、対立の扱い方を学ぶ。
(4)社会的合意形成の方法論を学ぶ。
(5)アドボカシー、社会的提言の態度・姿勢・行動を育てる。
(ウ)思考スキルを育てる教材であること。
(1)メディアリテラシーを育てる
(2)12のものの見方・考え方のような分析の力を育てる。
(3)PLTの高次の思考スキルをカバーする。
(4)経験学習的アプローチで、体験から学ぶ力を育てる。
(5)全体言語主義によって、心・からだ・頭を統合した学びであること。
(エ)社会とリスクの関係について学ぶ教材であること。
(1)過去の共有~リスクを巡る対立の歴史~分権、フィールド調査、もの、人
1)「水俣病」、「BSE」など、なぜ経験から学べないのか
(2)現状分析
1)核燃料サイクルのジレンマ
2)適応的対策力をつけるには
(3)未来のビジョン
(4)行動計画
(Ver.1.1ガイドライン作成の経緯)
国際理解教育センターでは、日立環境財団の平成23年度助成金事業(テーマ「科学技術と環境の調和を推進する人材養成および教材開発ガイドラインの提案」)でリスク連続学習会、PLTのFocus on Risk翻訳、聞き取り調査など進めてきました。これらの活動をふまえて、現在、ガイドライン案の検討に入っています。
ガイドライン案の検討については、これまでのインタビューの時にも既存の環境教育のガイドラインなど(*1)を提示し、意見をうかがってきました。
そこで、これまでの勉強会でのディスカッションやインタビューからのコメントなどから、基本的にリスク・コミュニケーションのブログの記録(*2)からキーワードを抜き出し、11月21日、かくたさん、鈴木さん、つのだの3人で、関連づけ、分類を行ない、リスクコミュニケーション教育教材開発に必要な視点=「ガイドライン」のたたき台(出発点)として作成しました。
さらに、このガイドラインの4つの視点が既存の環境教育のガイドラインなどに含まれているのかつきあわせをしてみると、従来のガイドラインではこの4つの視点がすべて満たされているわけではなく、リスクコミュニケーション教育の独自性が浮かび上がってきました。
さらにその後、『国民のための百姓学』(宇根豊、家の光協会、2005年*3)から、(ア)(3)を加えました。
今後、いろいろな方の意見をふまえて、内容、ワーディング、項目の階層化など検討していきます。
*1 北米環境教育連盟のEE Materials、英国Initial Teacher Education and TrainingのSupporting the Standards、PLTの5つの概念、日本の「環境力」を有するT字型人材育成プログラムなど。
*2 本ブログ「リスク・コミュニケーションを対話と共考の場づくりに活かす」の「記録・勉強会」、「聞き取り調査」の記録を参考にしました。
http://focusrisk.exblog.jp/
*3 詳細は、角田尚子さんのブログの2011年11月24日を参照ください。
http://ericweblog.exblog.jp/14059902/
by focusonrisk | 2011-12-06 22:53 | ガイドライン