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Focus on Risk 翻訳 共通基本ルール

Focus on Risk 翻訳 共通基本ルール

これまでリリースされたPLT関連翻訳本に準拠するような形にしています。

文体
Overview, Background は「ですます」調
Getting Ready, Doing the Activity, Enrichment, Assessment Opportunityは「である」調

Student Page 説明文は「ですます」調
Student Page やり方、箇条書き(ブレットポイント)などをは「である」調

小見出しの訳語
Overview 概観
Background 背景
Getting Ready 準備する
Doing the Activity アクティビティのすすめ方
Extension 展開
Enrichment 発展
Assessment Opportunity評価のポイント
Student Page 生徒用ページ

Subjects 科目
Concepts 概念
Skills スキル
Objectives ねらい
Materials 準備物
Time Considerations 必要な時間

その他
サブタイトルは、英語と日本語訳を併記する(次頁のサンプル参照)。 例: Overview 概要
Part A, Part Bなどはそのまま英語表記
固有名詞(人物名、組織名、本のタイトルなど)はそのまま英語表記
囲みの説明文は、訳の最初に【囲み】としてください。

<サンプル>

Activity 1 リスクとは何か What is Risk?

科目
生物、科学、公民、コミュニケーション、…
概念
環境が…
文化的社会的…
文化…
スキル
比較する・対比させる、…

Overview 概観
(説明文、ですます調で)

Background 背景
(説明文、ですます調で)

Part A ゴッチャ! Gotcha!

Getting Ready 準備する
(説明文、である調)

Doing the Activity アクティビティのすすめ方
1.(である調)


Part B リスクの定義 Defining Risk
Getting Ready 準備する

【囲み】
(囲みのなかの翻訳文)
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by focusonrisk | 2011-06-24 11:45 | 翻訳

翻訳担当

かくた なおこ
*前書き
*Activity 1

つのだ きみえ
*Activity 2

佐藤宏幸
*Activity 3

足立えり
*Activity 4

田中幸子
*Special Topic: Electromagnetic Fields (p135-154)
*Appendix 5 Suggestions for Conducting a Debate (p200-203)

梅村
Activity 5 Communicating Risk (p69-88)

大西
 ・Activity 7 Decision Making: Ecological Risk, Wildfires, and Natural
Hazards (p100-134)
 ・Activity 8 Taking Action: Reducing Risk in Your School or Community
(p184-188)

金澤
Activity 6
「特別課題:プラスティック、リスク/便益分析、環境法規制」 完成をめざす

その他
木野みほ 、「特別課題 塩素 トレードオフを見る」p155-172
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by focusonrisk | 2011-06-15 13:57 | 翻訳

用語集 1

※黒字かくたさん、赤字および赤字の下線「リスク学事典」より、青字つのだ
FOR 用語集
Assessment endpoints アセスメント・エンドポイント
Bias バイアス
Binomial 二項
Binomial distribution二項分布
Bioaccumulate/Bioaccumulation生物蓄積 生物濃縮
Biomagnification/Biomagnify生体濃縮
Carcinogen発ガン性物質 発癌性物質
Cases (文脈により)事例、場合、患者・・・
Comparative risk assessment比較リスク評価 
Concentration analogies  濃縮性の類推
Confidence interval 信頼区間
Continuous randam variable連続確率変数
Controls管理・規制 制御
Cost/benefits analysisコスト便益分析、費用便益分析 
Cost-effectiveness analysisコスト効果分析、費用効果分析
Critical habitat重要な生息地
Current電流、通常アンペアで測られる。
DDT  DDT
Discrete random variable
Dose 用量
Dose/response curve用量反応曲線
Ecological risk生態系的リスク 生態リスク
Electromagnetic fields/ EMF電磁場
Endangered絶滅危機種
Endocrine disruptors 内分泌撹乱物質(環境ホルモン)
Endocrine system 内分泌系
Environmental justice環境的正義
Environmental monitoring環境モニター 環境モニタリング
Environmental risk assessment環境リスク評価
Epidemiology 疫学
Event tree イベントツリー
Excess individual risk 過剰個人リスク
Expert 専門家
Exposure暴露(本文中では「露出」と訳している)
Extrapolate 外挿
Fault tree フォールトツリー
Global change 地球規模の変化
Hazard危険、有害リスクを引き起こす源 ハザード
Hazardous 有害
Histogram棒グラフ
Hydrocarbon monomers 炭化水素モノマー
Incidence rate 発生率
Lay people 一般
LD50致死容量50 半数致死量
Mass media マスメディア
Mean 平均値、平均
Monomer モノマー
Monte Carlo method モンテカルロ法
New technologies for environmental protection 環境保全のための新技術
NOAEL 無毒性量
Normal distribution 正規分布
Observation 観察
p-value p値
(「P」は,probabilityに由来する.P値とは,選択された指標に関して複数の群が等しいという仮定の下で,その研究において実際にこれが満たされるような差(またはさらに大きい差)が見られる理論的な可能性である.「プライマリ・ケア英和辞典」)
parent population母集団
parts per billion (ppb) ppb
perception認識 認知
picocuries (pCi) ピコキュリー
polymer ポリマー、高分子物質、重合体
polymerization 集合
population 集団
ppb, ppm ppb,ppm
prevalence rate 有病率
primary faults 主な欠陥、障害
probability蓋然性 確率
probability distribution 確率分布
probability value (p-value) p値
proportion 割合、比率
qualitative 定性的
quantitative 定量的
random variable 確率変数
rate 割合、率
ratio 比
relative risk 相対リスク
right-of-way 通行権
riskリスク
risk assessmentリスク評価 リスクアセスメント
risk assessorリスク評価者 
risk/benefit analysisリスク便益評価 リスク便益分析
risk communicationリスク・コミュニケーション リスクコミュニケーション
risk comparisonsリスク比較
risk managementリスク管理/マネジメント リスクマネジメント
risk managerリスクマネジャー
risk perceptionリスク認識/リスク認知
sampleサンプル/標本 
samplingサンプル抽出
societal risk社会集団に対するリスク
standard deviation標準偏差
statistical significance統計的有意性
TD50 半数中毒量
Threatened絶滅危惧種
Threshold level閾値
Toxicant有毒物質
Toxicologist毒性学者
Toxicology毒性学
Toxin毒性物質 毒、毒素
Tree diagram樹形図
Uncertainty不確実性
Values価値
Variability変数
Voltage電圧
Wildfire野火
Wildland 荒れ野、荒野
Wildland/urban interface 原野/都市のインターフェイス


【参考】
http://unit.aist.go.jp/crm/1kouen_kishimoto.pdf
http://www.oita-nhs.ac.jp/~risk_term/kenko031218.htm  健康リスク関連用語

【その他】
environmental decision環境意思決定
risk characterizationリスク総合判定 リスク判定
socio-economic assessment社会経済評価
stakeholder利害関係者
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by Focusonrisk | 2011-06-15 10:17 | 用語集

参考文献 リスク・コミュニケーション

■化学物質のリスクコミュニケーションおよびリスクマネジメント関連

*リスクとつきあう:危険な時代のコミュニケーション
吉川肇子(きっかわ・としこ) (著)
有斐閣 (2000/03)
ISBN-13: 978-4641280304

*リスク・コミュニケーション:相互理解とよりよい意思決定をめざして
吉川肇子(きっかわ・としこ) (著)
福村出版 (1999/06)
ISBN-13: 978-4571250316

※双方ともリスクコミュニケーションの基礎文献。
福村出版のほうが理論書、有斐閣のほうが読みやすい。
吉川さんのバックグラウンドは社会心理学

*化学物質のリスクコミュニケーション手法ガイド
浦野 紘平 (著)
ぎょうせい (2001/09)
ISBN-13: 978-4324066416

※日本化学会のリスクコミュニケーション手法検討会(つのだもメンバーでした)の成果報告書。非常に具体的。リスクマネジメントの原則を示し、かつノウハウもあり。
浦野先生の専門は安全工学だが、自然科学者の行動の特徴や限界もよくわかってあれこれ解説している


■アメリカの状況

*環境リスク管理の新たな手法:リスク評価及びリスク管理に関する米国大統領・議会諮問委員会報告書 第1巻 (-)
リスク評価及びリスク管理に関する米国大統領議会諮問委員会, 佐藤 雄也, 山崎 邦彦
化学工業日報社 (1998/03)
ISBN-13: 978-4873262727

*リスクコミュニケーション:前進への提言
NRC、林 裕造 (翻訳), 関沢 純 (翻訳)
化学工業日報社 (1997/07)
ISBN-13: 978-4873262529

※両者ともアメリカの環境リスクに関する政策の基礎文書


■化学物質のリスクのさまざまな見方

*環境リスク学:不安の海の羅針盤
中西 準子 (著)
日本評論社 (2004/09)
ISBN-13: 978-4535584099
※この本は横浜国立大学の最終講義(自伝的な要素あり)、雑誌、ウエブサイトでの記事をまとめたものなのでとっかかりやすいし、著者の考えかたをつかみやすい

*リスク理論入門:どれだけ安全なら充分なのか
瀬尾 佳美 (著)
中央経済社 (2005/04)
ISBN-13: 978-4502250804
※化学物質に限らず幅広にリスク理論について解説している。

*リスクのモノサシ:安全・安心生活はありうるか
中谷内 一也(なかやち・かずや) (著)
日本放送出版協会 (2006/07)
ISBN-13: 978-4140910634
※中谷内さんも社会心理学者

*リスクにあなたは騙される:「恐怖」を操る論理
ダン・ガードナー
ダン・ガードナー (著)
田淵 健太 (翻訳)
早川書房 (2009/5/22)
ISBN-13: 978-4152090362
※著者はジャーナリスト。リスク、とくに科学技術のリスクを理性的に考えられないことを人類の進化から考えているところがおもしろかった


■予防原則、リスク評価関連

*レイト・レッスンズ:14の事例から学ぶ予防原則
欧州環境庁 (編集), 松崎 早苗 (翻訳), 安間 武 (翻訳), 水野 玲子 (翻訳), 山室 真澄 (翻訳)
七つ森書館 (2005/09)
ISBN-13: 978-4822805081
※予防原則に関する基本文献

*パンドラの毒:塩素と健康、そして環境の新戦略 (単行本)
ジョー・ソーントン (著), 井上 義雄 (翻訳)
東海大学出版会 (2004/06)
ISBN-13: 978-4486016304
※リスク評価についての批判書
ちょっと専門的

■その他

*リスク〈上〉:神々への反逆 (文庫)
*リスク〈下〉:神々への反逆 (文庫)
ピーター バーンスタイン (著), 青山 護 (翻訳)
日本経済新聞社 (2001/08)
ISBN-13: 978-4532190798 <上>
ISBN-13: 978-4532190804 <下>
※リスクの社会史。薀蓄がいっぱい

*危険社会:新しい近代への道
ウルリヒ ベック (著), 東 廉 (翻訳), 伊藤 美登里 (翻訳)
法政大学出版局 (1998/10)
ISBN-13: 978-4588006098
※現代は富の分配ではなくリスクの分配がなされているというリスク社会という言説の社会学の古典

*増補改訂版 リスク学事典
日本リスク研究学会 (編集)
阪急コミュニケーションズ; 増補改訂版版 (2006/7/7)
ISBN-13: 978-4484062112
※リスク(どちらかといえば科学的なものに限定)に関する事典

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
(かくたさんのブログから書誌情報のみ追加)

*奪われし未来を取り戻せ:有害化学物質対策-NGOの提案
化学物質問題市民研究会編
リム出版新社(2000)

*リスク対リスク、
グラハム
昭和堂、1999

*リスクセンス
ロス
集英社、2001

*リスク眼力
小島正美
北斗出版、2005

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

第二回 資料より
エコケミストリー研究会「化学物質と環境」増貢号No.107 (2011.5)
横浜国立大学浦野紘平さんの「リスクセンス」の視点
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by Focusonrisk | 2011-06-15 10:15 | 参考文献

第二回 勉強会

FoR110611kiroku

2011年6月11日 土曜日 14時から17時30分
参加者 足立えり、梅村松秀、金澤伸浩、かくた、佐藤宏幸、つのだ、福田典子

ファシリテーター 佐藤、梅村、つのだ

1. 自己紹介と勉強会の目標の確認  [F 佐藤]
1)「祈り」
  2) 「わたしは。。。」で始まる5つの文章。なるべく多面的な「わたし」に気づく→全体共有

2. リスクについてのアクティビティ開発  [F 梅村]
  1) 「知っていること・知りたいこと」[ペア作業]
  2) 12のものの見方・考え方を使って、アクティビティを開発する[ペア作業]
  3) 全体共有および検討  □アクティビティ案参照

3. ふりかえりと今後のすすめ方 [F つのだ]
1) 今後のすすめ方
◯用語集 ◯参考文献 ◯翻訳 ◯テキスト編集の方針
 2) 次回までにそれぞれが取り組むこと。特に、「インタビュー」などの実践。
 3) 次回の予定
   第三回 「リスク・コミュニケーション」について
   第四回 「リスクを学ぶことをどう行動につなげるか」


□ アクティビティ案
1.全体像をつかむ
(ア)「リスク」という言葉から連想したことで、自己紹介
(イ)「リスク」だと感じていることをカードに書き出す
(ウ)「リスクって何?」の連想図
(エ)ストーリーづくり「原発が出来るまで」「核燃料廃棄物が安全に処分されるまで」
2.対比して考える
(ア)田舎と都会のリスク対比表
(イ)人災と天災、共通点と異質点
(ウ)大人のリスク、子どものリスク
(エ)人間のリスクと生物のリスク
(オ)4つのコーナー「命題文を考える」
①250年に一度の津波は考えなくていい 「はい・いいえ」
②原発被害者に対する社会保障は首都圏の人間が担うべき
③あなたは原発に賛成?反対? [参加者の安全、安心を保障するためには、このような項目は要検討]
④あなたは原発は危険だと思いますか? 「はい・いいえ」
⑤原発の安全神話はくずれたと思いますか? 「はい・いいえ」
⑥「これからの科学技術のあり方は、ハイリスクvsローリスク、ハイリターンvsローリターン で選ぶとしたら、あなたはどの立場?」
**確率で考えるということを理解することは難しい
3.二次元軸で考える
(ア)田舎と都会、天災と人災
(イ)有用と無用、リスクがあるとない、あるいはリスクが高い、低い
(ウ)有用と無用、危険と安全
(エ)知っていると知らない、こわいとこわくない
(オ)被害の頻度と被害の重要度
(カ)

a0204507_12553427.jpg


4.分類する
(ア)ハザード、リスク、エンドポイント
(イ)濃度や頻度や、◯◯度の要素の重なりを「マトリクス」でまとめてみる。

a0204507_12555413.jpg

その他
◯因果関係で考える
◯優先順位で考える
◯量的にとらえる %で表す、数字を視覚化する、1/100を体験する(針の残った押しピン1本が100本の中にまぎれている。)
◯時間的に考える リスク年表、昔といまの比較、
◯モデル・シミュレーション 「水の旅」のようなプルト君の旅、「避難の条件」、「しがらみの糸 避難所の女性、どんなことに困っている?」「しがらみの糸 子連れの若い母親が、避難できないのはなぜ?」
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by focusonrisk | 2011-06-12 12:56 | 勉強会・記録

カリフォルニア大学サンタバーバラ校 リスク研究所

以下の情報を参照する方は、かならず以下の文章もお読みください。
http://jun-makino.sakura.ne.jp/articles/future_sc/note103.html#rdocsect191

一部、とても重要なところなので、再録しておきます。

*******************************
元々のスライドの問題点については 3/18に指摘しています が、念のため繰り返しておくと
チェルノブイリ事故の理解がそもそも間違っていた。チェルノブイリでは 臨界が数日維持されたと考えていたらしい。もちろんそんなことはなくて、 チェルノブイリでは最初の臨界事故が爆発につながったがそのあとは 崩壊熱と火災である。
被曝によるがんリスクについて、1年被曝の効果と一生被曝の効果をとりち がえていたため、数十分の一に見積もっていた。
福島第一の状況を、 3/12-3/14 の爆発、3/15 の飯舘から福島市にいたるエリア での高濃度の放射性物質の検出以後であったにもかかわらず、放射性物質 の環境への放出はほとんどないと書いている。
崩壊熱について、数日から数週間後になっても極めて高いレベルであり 危険なままであることはグラフを見れば物理学者ならわかるべきであるのに、 最初の数時間を乗り切ればあとは安心、みたいなことを書いていた
注意して欲しいことは、これらは「後知恵」でいっているわけではなくて、こ のスライドが作られた時点で公開されていた情報から、その時点で私が指摘し ていた間違いである、ということです。
私個人としては、このようなものに「賛同」し、あまつさえそれで 「不安を少しでも取り除」こうとするのは理解しがたいことなのです
***********************************

カリフォルニア大学サンタバーバラ校物理学科 ベン・モントリオールさんの
3月16日の講演会です。
http://online.itp.ucsb.edu/online/plecture/bmonreal11/

http://online.itp.ucsb.edu/online/plecture/bmonreal11/rm/qttv.html

最後のQ&Aに出てくるTheoTheofanus さんの原子力産業についての指摘が
あまりにも日本の状況に類似しています。「あまり、いい話じゃないね」が結論。
その人が所長をしているのが以下のCenterです。

Center for Risk Studies and Safety
http://www.crss.ucsb.edu/
http://ribf.riken.jp/~koji/monreal.pdf
http://ribf.riken.jp/~koji/jishin/zhen_zai.html

日本語で動画にしている人がいます。いまいちかな。
http://www.youtube.com/watch?v=jCpKyq0EhL4

JCAST-Jの勉強会の時に、「1Svが生涯被曝の許容量」と発言していた人がいましたが、
このビデオでも同じことが言われています。
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by Focusonrisk | 2011-06-04 18:09 | 参考文献

これからのすすめ方 6月3日

資料 20110306-seminar 
原子力機構 東海研究開発センター 核燃料サイクル工学研究所
http://www.jaea.go.jp/04/ztokai/katsudo/risk/others/index.html
 リスクコミュニケーション室 郡司 郁子氏 「放射性廃棄物ワークショップ全国交流会 in 瑞浪」平成23年3月6日 発表資料
http://www.soc.nii.ac.jp/aesj/division/sed/forum/forum2010_2/takashita-kouen.pdf
高下浩文
東海研究開発センター
核燃料サイクル工学研究所
 〒319-1194 茨城県那珂郡東海村村松4番地33
 電話:(029)282-1111(代表)

これまでの研究報告
      http://www.jaea.go.jp/04/ztokai/katsudo/risk/joint_research/index.html

○リスクコミュニケーションとは、
  ➢産業や科学技術の進歩による恩恵がありつつも
  ➢新たな問題(リスク)の発生を伴うことがあり
  ➢そのリスクに対する関心が高まった結果
  ➢事業者・推進者とリスクのある地域住民との間で
  ➢対話・共考の場が必要とされるようになったこと

○疑問
  ➢「事業者」「地域住民」以外のステイクホルダー間のコミュニケーションの問題は扱わないのか
  ➢結局、「リスク受容・受認」のための説得のことなのではないか
  ➢双方向となっているが、「受認」は金銭的に解決する以外に方法はあるのか
  ➢リスクマネジメント、リスク軽減、低減、あるいはゼロを目指して管理していることを伝えることで「安心」につなげるのだとしたら、今回のような「事故」後のコミュニケーションは、リスクコミュニケーションの範疇を超えているのではないか
ハザード・コミュニケーション
防災情報

○現在、避難地域および被曝地域全体がステイクホルダーになっている。ステイクホルダー濃度を考える。コミュニケーションの質や頻度が変わるはず。
○誰対誰のコミュニケーションかも整理する必要がある。

試しに、ステイクホルダー対応表を作ってみた。

特徴事業者市町村都道府県国
原子力安全委員会国
文科省国
いまの内閣
3km圏内防災訓練などの対象になっていたはず
一旦10km圏内まで避難し、再度避難となった
10km圏内原発立地の恩恵範囲の確認が必要
20km圏内
計画的避難地域
学校20mSv基準再調査対象学校
福島市
郡山市
福島県
被曝地域 1mSv以上確定地域
被曝地域
国内
外国政府・諸機関 米仏
国際機関 原子力
国際機関 海洋・保健
国際社会
海外NGO
海外・地球・その他の生き物

ものすごい量のコミュニケーションが行き交っていることは想像に難くない。コミュニケーション分析だけでも、やってみると面白いのではないか。

【リスクコミュニケーションの7つの原則】
◆地域住民等を正当なパートナーとして受け入れ、連携すること
◆コミュニケーション方法を慎重に計画し、プロセスを評価すること
◆人々の声に耳を傾けること
◆正確に、率直に、開かれた態度で行うこと
◆他の信頼できる機関と調整し、協力すること
◆メディアの要望を理解して応えること
◆相手の気持ちを受け止め、明確に離すこと

○いずれにしても、事故前、そして事故後の評価を「リスクコミュニケーション室」に聞き取り調査をする必要がある。
○化学物質については大槌氏に聞き取り調査をすることも可能。
○聞き取り調査の対象を出して、インタビューなどの日程を調整していく。

【参考情報1】
震災後、化学物質による二次被害を回避するための情報も整理されている。
化学物質問題市民研究会 
http://www16.plala.or.jp/chemicaldays/jishin/index.html
NPO法人 有害化学物質削減ネットワーク
http://www.toxwatch.net/index.html

【参考情報2】
遺伝子組み換え作物などについては、研究を進めている人たちはいる。(東京農工大学)
化学物質が大量に使われていっているのに対して、遺伝子組み換え作物は、それが研究室や管理の手を離れた場合に、生態系に対して及ぼす害の大きさから、規制が強い。
○新しい問題だからか?
○研究者自身が反対している。その勢力が拮抗しているからか? 決定権はどこに? 誰に?
○疑問  何が違う? 何が共通?
➢化学物質も、基本的に「より有害な物質に転換していく」という生態系内での動きがあるのではないか。
➢放射性物質も、「管理の手を離れたら」生態系に有害なのではないか。

以下のような課題についての文献研究、教材化なども、聞き取り調査とは別に考えられるのではないか。

a0204507_15522199.jpg

○原発
○地震
○津波
○水俣
○足尾
○浄水場
○化学物質過敏症
○電磁波



○疑問 リスクコミュニケーションに関わるべき「専門家」とは誰なのか。
a0204507_15542497.jpg

・大江健三郎
・保健士
・医者
・人類学者
・中沢真一 宗教家
・科学ジャーナリスト、ジャーナリスト
・原発反対の人 「説得」を前提としたリスクコミュニケーションの場には出てこない。
・深尾典男(長崎大学 広報戦略本部 副本部長・教授)元日経エコロジー編集長

○検討課題 「放射線被曝に閾値はない」という国際的見解に対する異論
➢「被曝した人は、免疫力が高まって、健康になる。」
➢「ラドン温泉というのはラドンが含まれた気泡がぶくぶく出ていて、それを吸い込むことで内部被曝を起こし、放射線を浴びることで免疫系を強化するもの」
だから「放射線被曝に閾値はない」という見解と対立する見解として、「放射線が健康に良い」という話が出てくる。もちろん、それらの放射線と原発由来の放射線は別物ではあるが。
医者にとって、「治療したガン」はリスクではない。致死だけが問題と考える傾向がある。「チェルノブイリの首飾り」を何人診ようとも、それはリスクやQOLの問題ではない。治癒とは言えないまでも、治療はできた証拠である。
また、「100mSv以下は実証できない」というような確信犯でもある。

以上のような言説やものの見方に対する違和感も存在する。
このような専門家群に対して、武田邦彦氏は以下のような指針で公衆コミュニケーションを行うべき責任があるとする。
「他人の健康のことで、人が何か口にするには、まず第一に日本は法治国家ですから「法律」、第二に医学医療や学問的に定まっていること、そして第三に自分の研究結果などです。」
http://takedanet.com/2011/05/post_a8d4.html

○疑問   原子力むらに流れる予算の規模はどれくらい? そして、その流れを変えることはできるのか? 放射線医学研究所も原子力推進のために設立されたようなもの。
■電力各社が進めている核燃料サイクルの研究や開発を凍結すれば、10年間で6兆円程度を充てることができる
■東京電力の廃炉に向けた積立金や国の原子力関連予算など、合わせておよそ12兆円
NHKニュース  日本経済研究センターの岩田一政理事長による試算http://www3.nhk.or.jp/news/html/20110531/k10013231491000.html

【決定事項およびこれからの予定】
○聞き取り調査対象
➢チームクロスロード
➢北大もしくは阪大
➢JAEA
○アポ取りの担当 つのだ、かくた
○日程調整はメールで
○メーリングリストはERICパネルを使い【FoR】を件名に利用する
○翻訳のコーディネーションは田中幸子が担当。
➢6月中に希望する翻訳箇所を宣言
➢12月末までに共有
➢順次、専門家に点検を依頼
金沢さん
横国大
東京農工大学 リスクマネジメント研究室
➢60ページほどのテキストに編集・出版を3月末までにめざす。
➢テキストには入れられない翻訳も、すべて翻訳を検討し、PLTファシリテーターズ・コーナーなどで共有を進めていく。


その他 http://www.meti.go.jp/policy/chemical_management/law/risk-com/r_index2.htm
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by Focusonrisk | 2011-06-04 15:54